第2日:休息のち、パンデイレタとバイレとケイマダ

昨日が長すぎる1日だったので、今日6月24日(金)のサン・ショアンの祝日はサンティアゴでゆるっと。朝寝坊して荷ほどきして、部屋を整えて、気がついたら夕方に。これから滞在する土地神さまにご挨拶に行くがごとくカテドラルまで行ったけど、夜のミサは人がいっぱいで入場制限され入れなかった。また来まーす。

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サンティアゴ市とガリシア州の観光案内所は祝日でも開いていて色々教えてもらった。自転車をレンタルしてくれるところを聞いてみたり、コンサート情報などを聞いたり(CompostelaHoxeのサイトがオススメだそう)。今夜は夜10時からマサレロス広場でパンデイレタの演奏やタコやチョリソ、飲み物の販売、ハンドメイドマーケットがあるという。演奏のあとにはガリシア名物ケイマダもあるそうだ。行くべし!

 

祝祭日は観光客向け以外の店は閉めているのだが、パン屋は結構営業しているし、サンティアゴ市の観光局の近くの小さな果物屋さんに開いていた。野菜も置いてあるし助かる。それにしてもスペインに来ると果物が安い!フルーテリアンになれそうなくらい。早速こちらのぺちゃっと潰れたような形の桃をいただく。うまいんだな、これが。

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そのあと旧市街をウロウロ。

お気に入りのお店のひとつ、De Cotioはシェルミレス通りにある。ハンドメイドの素敵な雑貨や、ガリシア文化の本、CD、奥には伝統音楽の衣装やパンデイレタなどもある。実は私が大昔、サンティアゴ大のスペイン語研修で3週間ほど滞在したのはこの上の階。当時の1階は小さな食料品店だったはず。懐かしい。

 

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De Cotioの近くのもう一軒のお気に入りはMerlin e Familia。ここもセンスが良く面白いアイディアでつくられたハンドメイド雑貨が小さな店に溢れている。ここにもガリシア音楽のCDがある。

 

イベントの前に腹ごしらえ。旧市街の中心エリアでスマホの充電をしつつ、wifi借りて、お手頃値段でさくっと海鮮を食べられるところにしたのだが、思いっきり外してしまった。マズイ。こんなに不味いタコを食べたのは初めてかもしれない。「美味しいご飯が食べたかったらwifiを求めてはいけない。」というのが教訓だね。コーヒーとwifiは共存するけど、美味しい料理とwifiは相性が悪いようだ。

 

気を取り直して、マサレロス広場へ。パンデイレタのグループのステージの両側にハンドメイドマーケットのスタンドがしつらえられ、右手にチョリソやタコやお酒などを食べるスペースがある。

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観客が何グループかに分かれて、ステージ前で踊る踊る。私も来週からバイレを習う。こんなふうに踊りの輪の中に飛び込んで一緒に踊るようになるんだと思うとワクワク。

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演奏が終わると今度は「ケイマダ」の儀式。ケイマダはレモンの皮やコーヒー豆、砂糖などを入れた蒸留酒オルホに火をつけ、呪文を唱えて悪霊を追い払うもの。

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 観客にもお清めのケイマダの御振る舞いがありました。浄化で始まった今回のガリシア滞在が素晴らしいものになりますように!

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