第13日(7月5日):一番下のクラスへ、そして、もう一人のパンデイレテイロがバイーアから登場

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今日は忙しい。朝、文法のクラスがあってそのあとガリシア語や他の少数言語の状況についての講義、午後実践のクラス、そのあとオプショナルで民俗音楽のワークショップ、さらに夜9時過ぎからガリシア語研修とは別に友達のスサナに頼んでいるバイレのクラス。ひー。でも、昨日夜10時間も寝たせいか今日はなんとかもった。

 

午前の文法のクラスで悲しいくらいついていけなかった。ガリシア語で初心者を教えるわけだけど、私は文法の用語、それもガリシア語での、を知らないので理解するのにとても時間がかかってしまう。そんなわけでやはり一番下のクラスに移ることにした。

 

お昼ご飯。既に仲良くなったサベラとパロマの他に、私以外の唯一の日本人ひろこさんを誘って、Bodeguilla de San Roqueへ。

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ここは地元の友達も一押しのお店。前回は来日して共演したピアニストのハビエル・オテロ・ネイラに連れてきてもらってとてもよかったので。しかしなあ、パロマとサベラが、ガリシア語もスペイン語も少ししか話せないのにガリシアのことを変に知ってる私をおちょくって、それをひろこさんが日本語で解説してくれ、みんなで爆笑しまくってるので、美味しい料理なのに味がよくわからない。ちゃんと味わいたいレストランには、面白すぎる人と一緒に行ってはいけないということを学びますた(笑)

 

午後の実践のクラス。一番下のクラスへ移って、だいぶ楽になった。ふう。

 

そのあと、民俗音楽のワークショップ。今日は楽器の説明とデモ演奏。明日はバイレをやってみる。次の月曜は楽器の演奏らしい。今日は地元のグループaCentral Folqueからマウロさんとカルメさんの2人が来て教えてくれた。サンフォーナ(ハーディガーディ)、ガイタ(バグパイプ)、パンデイロ・カドラード、タンボリル(小太鼓)、口琴、タラニョーラ(ボーンズ)、パンデイレタなど。サンフォーナとパンデイレタとカント(歌)の組み合わせでの演奏が素晴らしかった。パンデイレタが入るとやっぱり急に音楽が生き生きとしてくるし、カルメさんのパンデイレタはきびきびしていて気持ちが良い、歌も素晴らしかった。ちょうど、このあいだシュルショのレッスンで習い始めたムイニェイラ・デ・イメンデの曲をサンフォーナとパンデイレタ、そして歌でやってくれたのでびっくりした。サベラも知っている曲が一曲あった。

 

ワークショップのあと、外でサベラとパンデイレタと歌を少し一緒にやる。残念ながら共通に知っているのはルンバの一曲のみだった。と、そこへ若い男性がやってきてパンデイレタを貸してと言う。あらま、うまいじゃないか。聞いたらこのダニロという男性は、講座の参加者でブラジルのバイーアから来ているが、向こうではガリシア音楽のグループに属しているという。ちょうど私とサベラの共通の先生であるシュルショが今年の初めだったか、バイーアで初めてのガリシア式のフォリアーダを開催するために向こうに行っていたはずだ。シュルショを知っているか訊いたら会ったことはないが名前は知っている、彼の友達はみんなシュルショを知っていると言う。どんなところでもシュルショとつながる。びっくり。そんなわけでこのガリシア語講座に3人パンデイレテイロス(パンデイレタを演奏する人)がいるわけだ。何事かしたくなるね。しかも講座のには”Galego sen fronteiros"(国境なきガリシア語)という名前がつけられている。シュルショに報告しなくちゃあ。

 

そして、夜9時過ぎから本日最後、バイレのワークショップの2回目。これはガリシア語研修とは別に友達であり下宿させてもらっている家の持ち主のスサナにお願いしてつくってもらった連続クラス。2回目の今日はスサナのパンデイレタの女性2人も参加。彼女たちもパンデイレタは習っていてもバイレを習うのは初めてだという。意外とそういう人は多いらしい。いずれも40代以上のシニアな(笑)クラスなので、ちょっとやるとみんな息があがってふうふう言いながらあっと言う間に終了。

 

明日は午前に文法と実践のクラスがあって午後にガリシア語研修のほうのワークショップで踊ります。いぇい。